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蘇民将来札

 蘇民将来は『備後国風土記』(逸文)に登場する人物の名前。
 昔、蘇民将来はスサノオノミコトに一夜の宿とごちそうをふるまったところ、そのお礼として「蘇民将来の子孫といって茅(ち)の輪を腰につけていれば厄病から免れるようにする」と言われた。そのとおりにすると、他の人々は全員ほろぼされてしまったという。
 この故事にちなんで、蘇民将来の子孫であると書いた札が厄除けのお守りとしてつくられるようになった。
 現代の兵庫県下でも、姫路市広峯神社のように蘇民将来札を配っている神社や、茅の輪をくぐり、祓(はらえ)をする神事があり、その信仰は続いている。
 遺跡からの出土品では、長岡京から出土した8世紀後半の札が最も古い。

No. 遺跡名 所在地 時期 文字の内容 文献名
1 森北町遺跡 神戸市    蘇民将来公《》   
2 砂入遺跡 豊岡市出石町 平安時代中頃~後半 蘇民将来公・蘇民将来 兵庫県教育委員会1997『砂入遺跡』
3 砂入遺跡 豊岡市出石町 平安時代中頃~後半 蘇民 兵庫県教育委員会1997『砂入遺跡』
4 安倉南遺跡 宝塚市 中世 蘇民将来之子孫家門也 兵庫県教育委員会2000『安倉南遺跡』
5 安倉南遺跡 宝塚市 中世 蘇民〈〉 兵庫県教育委員会2000『安倉南遺跡』
6 猪名庄遺跡 尼崎市    蘇民将来子孫宅    
7 六条遺跡 芦屋市 中世 蘇民将来公子孫宅也 兵庫県教育委員会2003『六条遺跡』
8 六条遺跡 芦屋市 中世 蘇民将来公子孫宅也 兵庫県教育委員会2003『六条遺跡』
9 六条遺跡 芦屋市 中世 蘇民将来公子孫宅也 兵庫県教育委員会2003『六条遺跡』
10 対中遺跡 三田市 中世 蘇〈〉孫也〈〉 兵庫県教育委員会1988『対中遺跡』

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