兵庫県立考古博物館は、「ネットワーク」「参加体験」「変化・成長」をキーワードに、県内の遺跡から出土した考古資料を活用した様々な事業を県内全域で展開します。
だれもが、いつでも、どこでも博物館の活動に主役として参加できる、新しいスタイルの参加体験型博物館です。
兵庫県立考古博物館(こうこはく)が誕生しました。
わたしたちの博物館は地域文化への理解を深め、新たな「ひょうご文化」の創造に寄与することを目指しています。
考古学の基本は「遺跡」と「遺物」です。これらを最大限に活用し、参加・体験を通じて兵庫県の古代文化を解き明かす展示を展開しています。
館内に入るとそこは考古学の世界。数千年にわたり使われ続けた土器、獲物を追った旧石器人、森に生きた縄文人、土地を拓いた弥生人など、兵庫県の3万年の歴史を彩った主役たちが皆様をお迎えします。海外をめざして船出した実物大の古代船、播磨産の石材で造った大王の石棺など、日本中ここにしかないものが展示されています。博物館の隣には史跡公園「播磨大中古代の村」がひろがっています。復元された住居跡に入り、本物の遺跡に身を置いて弥生人たちとのふれあいを楽しんでください。古代人たちがつくったもの、さわったもの、食べたもの、何でも体験しましょう。彼らの知恵と工夫を学び「生きる力」を実感してください。
また、当館では県内各地の博物館・資料館や遺跡公園などをネットワークで結び、地域文化を再発見するさまざまな取組みも進めていきます。
誰もが、いつでも、どこでも参加できる博物館を目指した兵庫県立考古博物館へぜひお越し下さい。
スタッフ一同、こころよりお待ちしています。
兵庫県立考古博物館 館長 石野博信
兵庫県立考古博物館は、県民が本物の遺跡・遺物に触れることによって得た、先人たちの「知恵」と「生きる力」への「驚き・発見・感動」を身近な歴史文化遺産への関心へと結びつけ、地域文化を再発見するきっかけをつくり、地域文化に根ざし、愛着と誇りがもてる21世紀における新たな「ひょうご文化」の創造に寄与することを基本理念としています。
<使命>
県民との協働により考古学の手法で地域文化を探求し、その成果を双方向的な展示・体験学習等を通じて県民と共有するなかで、地域文化の再発見のきっかけづくりを行い、新たな「ひょうご文化」の創造と愛着と誇りに満ちた地域社会の形成に寄与することを使命としています。
兵庫県立考古博物館に集積される資源(人・資料・情報等)を基盤に、県内各地で双方向的な展示・体験学習・学習支援等を実施するとともに、こうした広域的な活動を支える人材の育成・研修や事業ツール・プログラムの企画・開発を行うなど、「考古博物“環”ひょうご」の中核拠点としての役割を果たしていきます。
シンボルマークのデザインはデザイナーの山田崇雄氏によるものです。
モチーフとして、優しさと親しさ、愛らしさに満ち、将来に希望を託す「こどもの手」を使いました。下方への手は過去を探る手、上方への手は未来をつかむ手です。「Past&Future」の言葉とともに、兵庫県立考古博物館は過去の営みをとおして未来を創造します。
| 平成5年 | 12月 | 兵庫県文化財保護審議会から中間報告(「こころ豊かなふるさと『兵庫』づくり推進—文化財保護の当面の課題—」)が提出される |
|---|---|---|
| 平成11年 | 8月 | 県立考古博物館(仮称)基本構想検討委員会を設置 |
| 平成12年 | 10月 | 兵庫県文化財保護審議会から『次世代への継承と新しい文化の創造のために—21世紀における兵庫県の文化財行政について—』が建議される |
| 平成14年 | 5月 | 県立考古博物館(仮称)基本構想策定委員会を設置 |
| 12月 | 県立考古博物館(仮称)基本構想に関するパブリックコメントを募集 | |
| 平成15年 | 2月 | 県立考古博物館(仮称)基本構想を策定 |
| 5月 | 県立考古博物館(仮称)基本計画策定委員会を設置 | |
| 11月 | 県立考古博物館(仮称)基本計画を総合事業等審査会に付議 | |
| 平成16年 | 2月 | 県立考古博物館(仮称)基本計画を策定 |
| 平成17年 | 10月 | 建築工事・展示工事に着手 |
| 11月 | 起工式 | |
| 平成19年 | 3月 | 兵庫県立考古博物館の設置及び管理に関する条例を公布 |
| 3月 | 竣工式 | |
| 10月 | 開館 |
兵庫県立考古博物館は、建物の高さを抑え全体を緑化することにより、緑豊かな史跡公園「播磨大中古代の村」との一体化と、環境との調和をはかった「環境融合型博物館」です。
博物館には研究・展示を担当する事業部と発掘調査を担当する埋蔵文化財調査部があり、兵庫県における考古学の調査・研究・活用の新しい拠点となります。
| 施設名称 | 兵庫県立考古博物館 |
|---|---|
| 建設地 | 兵庫県加古郡播磨町1-1-1 |
| 開館 | 平成19年10月13日 |
| 構造 | RC造 地上1階、地下2階 |
| 建築面積 | 5,544㎡ |
| 延床面積 | 8,367㎡ |
| ・事業部 | 3,586㎡ |
| 展示部門 | |
| エントランス展示 体験展示室 テーマ展示室 特別展示室 バックヤード見学デッキ |
19㎡ 276㎡ 822㎡ 204㎡ 241㎡ |
| 体験学習支援ネットワーク部門 | |
| 体験学習室 講堂 ボランティアルーム 考古学情報プラザ ネットワーク広場 |
268㎡(3室) 200㎡ 104㎡ 188㎡ 396㎡ |
| 収集保存部門 | |
| 特別収蔵庫 一時保管庫 |
124㎡ 64㎡ |
| ・埋蔵文化財調査部 | 2,092㎡ |
| 遺物整理部門 | |
| 遺物整理室 写真整理室 資料整理室 金属器保存処理室 含浸作業室 少量危険物保管庫 |
567㎡ 62㎡ 73㎡ 104㎡ 36㎡ 9㎡ |
| 収蔵保管部門 | |
| 収蔵庫 図面・写真保管室 |
748㎡ 80㎡ |
| ・共有部分 | 2,689㎡ |

















