千石コレクションデータベース

方格規矩四神鏡ほうかくきくししんきょう

方格規矩四神鏡-1
方格規矩四神鏡-2
方格規矩四神鏡-3

青龍は烏のいる日輪を司り、白虎は蟾蜍のいる月輪を従える

外形円形
装飾
時代・年代新(王莽) 1世紀
直径・重さ20.4 cm 962g
中央の方格(方形の紋様)と、規矩(きく=コンパスと定規)に見立てたTLV字形の幾何学紋を主紋とする鏡である。方格は地を、外形の円形は天空を示し、立体的で壮大な天地の構造を表現している。その間に四神や瑞獣、仙人などが配置されていることから、当時の宇宙観が反映されていると考えられる。
日本にも持ち込まれ、弥生時代の北部九州の墓から出土する他、古墳時代前期にも見られる鏡式で、その後日本国内でも真似て製作されるようになる。
図録132
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