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ひょうご考古学トピック

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平成23年07月12日
被災文化財を救え!
東日本大震災関係水損資料の保存処理

兵庫県立考古博物館では、東日本大震災の津波被害によって水損を受けた歴史資料の保存処理をおこなっています。

内容 平成23年3月11日に発生した東日本大震災により、東北・関東地方を中心に多くの文化財が被害を受けました。被災地には全国各地の博物館などから支援がおこなわれ、被災した文化財のレスキュー活動が行われています。当館も埋蔵文化財の保存処理で培った技術を活かして、津波災害によって水損した歴史資料(文書)の保存を支援しています。

◆保存処理の方法◆
当館がおこなっている処理は、対象資料を一旦凍らせてから真空中で乾燥させる「真空凍結乾燥」という方法であり、変形、変質を起こすことなく乾燥させることができます。インスタント食品を作るのにも用いられている技術であり、当館では普段は脆弱な木製品の保存処理に用いています。水損した紙資料もこの方法で処理することで元通りの状態に戻すことが可能です。

◆現在処理中の資料◆
現在当館で処理をおこなっているのは、宮城県内の漁業共同組合からお預かりしている漁業関係の資料であり、水産史の研究上必要なものです。予定では7月下旬に処理が完了する予定です。

★写真の説明
左上 真空凍結乾燥機への設置
右上 水損資料の搬入(ビニール袋で梱包)
左下 水損資料の確認作業
右下 真空凍結乾燥機
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