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ひょうご考古学トピック

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平成23年11月
歴史ウォーク
書写山円教寺の仏像と紅葉を訪ねて

特別展「みほとけの考古学—中世民衆と仏教信仰」にちなみ、県立歴史博物館の神戸佳文学芸課長の案内のもと、播磨の古刹“書写山円教寺”で秋の一日を過ごしてまいりました。

内容  11月16日(水)午後1時、考古博物館の案内役3名、解説をお願いした県立歴史博物館の神戸佳文学芸課長と、一般から応募のあった参加者27名が、円教寺摩尼殿(まにでん)下に集合しました。
 今回の歴史ウォークは特別展「みほとけの考古学 ─中世民衆と仏教信仰─」の関連イベントで、展示品の中で注目の性空上人が開いた書写山に上がり、お堂に安置された仏像の数々を訪ねながら、ちょうど季節の紅葉を楽しもう、という一石二鳥の企画でしたが・・・
◇    ◇    ◇
 当日は陽射しもあって、暑くも寒くもなく、申し分のない日和。ところが残念なことに、今年の暖かい秋のせいで、ところどころ色づいてはいたものの、紅葉狩りには早かったようです。当日資料の表紙には3年前の紅葉の写真(写真①)を使いましたが、今回に限っては、表紙に偽り有り、でした。
 全員定刻にそろって、あいさつもそこそこに見学開始。コースは、摩尼殿から三之堂(みつのどう)、奥の院へと向かいますが、その前に、参道脇の石造笠塔婆を最初に見学(写真②)。
◆    ◆    ◆
 続いての摩尼殿は、京都の清水寺と同じ懸造(かけづく)りで、崖にせり出した舞台のような構造が有名です。まずは足元の柱や石垣を見てから(写真③)、階段を昇ります。
 通常は、舞台上からの眺めを堪能するのですが、今日の目的は仏像。摩尼殿の内陣に直行して、四天王像などを見学。
◇    ◇    ◇
 摩尼殿から少し歩いて三之堂に移動。ここはハリウッド映画「ザ・ラストサムライ」など、様々な映画・ドラマのロケ地としても名をはせているところ(写真④)。
 大講堂では釈迦如来と両脇侍の三尊仏(写真⑤)、常行堂では阿弥陀如来坐像(写真⑥)、普段はこれほど間近では見られない重要文化財の仏像について、神戸課長から詳しい解説を受ける。
 さらに食堂2回の宝物館でも、あまたのの寺宝を細かく見学しました。
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 次に奥の院へ向かい、修復工事が完成したばかりの開山堂へ(写真⑦)。まだ調度も入っていない堂の中へ入れてもらいました(写真⑧)。
 思えば、ここが工事中であったお陰で、開創の性空上人坐像を特別展にお借りすることがかなったわけで、良い巡り合わせに感謝しきりでした。
 このあとは金剛堂・根本薬師堂・鐘楼などを巡り、三之堂近くまで戻ってきました。最後に全員で、色づいた葉っぱと常行堂をバックに記念写真(写真⑨)。
◇    ◇    ◇
 これだけの行程を、丁寧な説明を受けながら回って、2時間以内で収まりました。
 神戸課長の練達の案内と、参加者みなさんのご協力のお陰で、何とも濃密な時間を過ごすことができました。
 それと各お堂への拝観に便宜をはかっていただいた、大樹玄承執事長をはじめとする円教寺の方々にあらためて感謝申し上げます。
 特別展「みほとけの考古学 ─中世民衆と仏教信仰─」も11月27日(日)までで、会期は残りわずかですが、この機会を見逃さないよう、どうぞご来館下さい。
(学芸課 中川)
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