千石コレクションデータベース

月宮図鏡げっきゅうずきょう

月宮図鏡-1
月宮図鏡-2
外形円形
装飾
時代・年代唐 8世紀
直径・重さ15.6 cm 889g
事物や事象、伝説を表現した鏡の一つで、本鏡は鏡の円形を月に見立て、月に関する伝説を表している。
鈕を貫く樹木は月に生える桂樹(日本ではモクセイのこと)で、切り倒してもすぐに復旧する強靱な回復力があると信じられている。右側の女性は右下のウサギに仙薬をつくらせている。
左側の羽衣をまとった女性は姮娥(こうが。嫦娥とも)といい、夫が西王母からもらい受けた不死の薬を盗んで月に逃げ、左下のヒキガエルになったと伝えられる(嫦娥奔月)。
図録289
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