県指定重要有形文化財

小犬丸遺跡出土品一括(41点)(平成12年度指定)

小犬丸遺跡は採集された古瓦や、地名、推定山陽道との関係から、『延喜式』にみえる「布勢駅」(ふせのうまや)と考えられていました。
昭和60年度に、この布勢駅推定地から東へ200m離れた地点を発掘した結果、「駅」「布勢」と書かれた墨書土器や木簡が出土し、小犬丸遺跡が布勢駅であることがほぼ確実となりました。調査では井戸や山陽道の一部が見つかっています。
さらにその後、たつの市教育委員会の発掘調査が行われ、駅家中心施設の全体像が明らかになりつつあります。

 

大きな画像データがご利用できます

 

名称 小犬丸遺跡出土品一括(41点)(平成12年度指定)
内容 木簡(文字が書かれた板)3・墨書土器16・ヘラ書土器1・木製品21(農具・紡織具・鳥形木製品)
遺跡名 小犬丸(こいぬまる)遺跡
出土地 たつの市揖西町小犬丸字大道ノ上
備考 出土品の一部は、考古博物館テーマ展示室「社会」のコーナーに展示されています。
<参考文献>兵庫県文化財調査報告第66冊
カテゴリ 県指定重要有形文化財