展覧会

春季特別展「くらべてみよう!縄文のくらしと弥生のくらし」

会期 : 2026年4月25日(土)~2026年6月28日(日)
 現在兵庫県では、縄文時代の遺跡が約700か所、弥生時代の遺跡が約2,200か所見つかっています。これらの遺跡を発掘することによって、それぞれの時代に生きた人々がどのような暮らしを送っていたのか、次第に明らかとなってきました。そこからは、「狩りから稲作へ」といった従来の歴史観を塗り替えるような成果も上がってきています。本展では、県内の出土品を中心に教科書を深堀りし、縄文時代と弥生時代のくらしを紹介・比較し、二つの文化の共通点や違いを探ります。
会場 特別展示室
時間 9:30~17:00
※入場は16:30まで
開催期間中の休館日 月曜日
※5/4(月)は開館し、5/7(木)が休館となります
観覧料金 大人500(400)円、大学生400(300)円、高校生以下無料※( )は20名以上の団体料金・70歳以上は大人料金の半額・障害者手帳またはミライロID提示で本人75%減免、介助者1名無料
説明文

展覧会チラシ 

関連行事

  講演会  

【時 間】13:30~15:00(開場12:45)

【定 員】72名 ※定員を超える場合は抽選

【料 金】当日の観覧券が必要

【その他】事前申込制

 

 5月2日(土) 申込期間3/3~4/14

 「縄文のくらしと弥生のくらし‐特別展のみどころ‐」
  渡瀨 健太(展覧会担当学芸員)

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 5月16日(土) 申込期間3/17~4/28

 「コメづくり開始期の兵庫県の遺跡」
  篠宮 正(当館学芸員)

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6月13日(土) 申込期間4/14~5/26

 「ひょうご五国の縄文遺跡~その特徴をさぐる~」
  大本 朋弥(当館学芸員)

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  関連イベント  

「体験!弥生時代のはた織り~テーブルセンターをつくろう!~」

 【日にち】5月9日(土) 申込期間3/9~4/9

 【時 間】10:00~15:00

 【定 員】10名 ※定員を超える場合は抽選

 【料 金】1,000円

 【対 象】中学生~大人

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「何を食べてた?!縄文時代のお料理教室」

 【日にち】5月23日(土) 申込期間3/23~4/23

 【時 間】10:00~15:00

 【定 員】20名 ※定員を超える場合は抽選

 【料 金】1,000円

 【対 象】小学4年生~大人

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■ 遺跡ウォーク「館長と行く!福本遺跡と銀の馬車道」

 【日にち】5月30日(土) 申込期間3/30~4/30

 【時 間】10:00~15:00

 【定 員】25名 ※定員を超える場合は抽選

 【料 金】500円

 【対 象】中学生~大人

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縄文時代の深鉢と弥生時代の壺

内容 当館蔵
遺跡名 縄:丁・柳ヶ瀬遺跡 弥:玉津田中遺跡
出土地 縄:姫路市 弥:神戸市西区

弥生時代の銅鐸「望塚銅鐸」

内容 県指定重要有形文化財
当館蔵
出土地 (伝)加古川市八幡町上西条
概要

本品は扁平鈕式新段階の六区袈裟襷文銅鐸で、土製鋳型を用いて鋳造されました。

全高40.2cm、最大幅25.0cm、重量3270gで、鈕、鰭の縁と飾耳の一部に欠損はありますが、全体的に傷みは少ないです。

鈕は幅16.4cmで、2帯の外縁は鋸歯文、菱環は綾杉文で飾られています。身は反りが小さく、両面とも斜格子文による横帯4帯、縦帯3帯の六区袈裟襷文が描かれ、第4横帯の下には鋸歯文を飾る下辺横帯があります。区画内と裾は鋳造後に研磨されています。

鰭は左鰭下端が欠損しており、その他の縁も欠けています。身に対して幅狭で、ほぼ正三角形の鋸歯文で飾られています。右鰭上部には2個1組の半円形飾耳が残っています。 内面突帯の断面形は半円形で、比較的太く、上面に明確な摩滅は認められません。

型持孔の痕は舞に2個、身の上区画に計4個、身下縁に計4個あります。全体に鋳上がりは良く、身の厚さはほぼ均一ですが、X線透過写真によって片面は器壁が薄く、鋳掛けが4箇所あることが確認されている。鋳掛けとその周辺は斜格子文・横帯界線・鋸歯文がそれぞれ完成後に線刻されています。

化学分析(ICP成分分析)によれば、主要原材料のうち、銅85.5%、錫2.33%、鉛7.04%で、錫含有量が非常に低い特徴があります。

出土地は加古郡八幡村上西条(現 加古川市八幡町上西条)と伝えられており、発掘時期は諸説あるものの、大正2年~7年までの間と考えられています。学会への紹介は、大正9年に梅原末治による一覧表で「中西條銅鐸」としての報告が初出です。戦後は、鎌谷木三次をはじめとする研究者によって写真・図面が次第に公表されていますが、これらの写真には本品に貼付されている紙片が見られ、「加古郡八幡村上西條」と判読できます。

このように、本例は播磨地域において出土地が高い確度で特定できる貴重な例で、詳細な科学分析結果もあることから、銅鐸研究においても学術的価値が高いと評価されています。

弥生時代の横杓子

内容 県指定重要有形文化財
当館蔵
遺跡名 下加茂遺跡
出土地 洲本市下加茂
概要 下加茂遺跡は洲本市下加茂に所在する弥生時代中期の集落遺跡です。平成15・16年度に兵庫県教育委員会の発掘調査によって、方形周溝墓、円形周溝墓、水田などを検出しました。
1号方形周溝墓の西溝から弥生土器1 点、南溝から朱塗りの木製横杓子・鋤・鍬などの木製品18 点と弥生土器2 点が出土しました。
木製横杓子は、弥生時代の木製品の中でも非常に精巧に製作されたもので、当時の木工加工技術の高さを示し、また方形周溝墓から木製品や土器と供に出土していることから、当時の葬送儀礼を考える上で重要な資料です。