• 1. 竪穴住居復元プロジェクト

    国史跡大中遺跡の竪穴住居を復元するプロジェクトです。

    当館以外に、国立明石工業高等専門学校(建築基礎学習・地域活動)、いなみ野ため池ミュージアム運営協議会(ため池環境保全・活用)、NPO法人ひょうご森の倶楽部(里山保全・活用)、ひょうご考古学倶楽部(史跡活用)の団体が連携し、木材の切り出し、茅刈りからはじめて、木組み、茅葺きまで行っています。

  • 2. 古代官道に関する調査研究

    飛鳥から奈良時代に整備された公の道、官道(かんどう)の調査研究です。

    兵庫県には、駅家(うまや)の遺跡が全国で初めて明らかとなっただけでなく、駅家としては全国で唯一の国指定史跡「山陽道 野磨(やま)駅家跡」があるなど、古代交通史研究の最先端を進んでいます。

    特に、全国唯一の「大絽(たいろ)」である山陽道の調査では、古代交通史の専門家からなる「古代官道調査委員会」を設置し、道沿いの各所に設けられた駅家(うまや)や道路跡の発掘調査を行っています。

     
  • 3. 窯業遺跡に関する調査研究

    兵庫県は古代より窯業生産の盛んな地域でした。奈良時代、播磨国は須恵器の貢納国の一つにあげられ、中世には東播系須恵器(とうばんけいすえき)が大量に生産されました。丹波国では中世六古窯の一つである丹波焼が生産され、広域に流通しました。

    こうした兵庫県の窯業について、生産・流通・消費のそれぞれの観点から窯跡の考古学的調査(分布、発掘、出土品の検討)や、文献調査、古陶磁学的調査などを通じて総合的な研究を行い、兵庫の焼き物が果たした役割について解明しています。

  • 4. 大中遺跡に関する調査研究

    過去に行われた大中遺跡の調査成果を再検討すると共に、近年増加してきた同時期の周辺遺跡の発掘成果と比較検討することで、大中遺跡の再評価をしていきます。

    また、その成果を取り入れ、史跡を活用した学習事業の開発や史跡の維持管理・整備について住民参加で取り組んでいきます。

  • 5. 古代米栽培プロジェクト

    古代農耕の実態を明らかにするため、博物館ボランティア、学校、一般県民などと協力して博物館近隣の実験水田で赤米などの栽培実験を行っています。

    苗は兵庫県立農業高等学校に育苗を、田植え、稲刈りは播磨町立蓮池小学校に実施してもらっています。

    栽培実験は無農薬、無肥料で行い、収穫量の変化を記録して、古代の生産力を推定するためのデータを蓄積しています。

  • 6. 古代歴史文化協議会への参画

    全国の14県が連携し、古代の歴史文化を解明すると共に、それを活かした地域活性化をはかるために結成された協議会です。研究成果は、講演会、シンポジウム、成果報告書、展覧会を通じて発信しています。 これまで、「玉」をテーマに研究してきましたが、昨年度からは「弥生・古墳時代の刀剣」をテーマに研究を行っています。コロナウィルスの感染拡大のため、令和2年度は講演会やシンポジウムが行えませんでしたが、令和4年度に予定されている報告書の刊行や展覧会の開催に向けて、調整がはかられています。