5.船形埴輪(全国)

池田古墳 船形埴輪(古墳時代中期)

船形埴輪の部分名称

船形埴輪の2形態(二股型・一体型)

古墳に置かれた埴輪の一つに、船の形をした船形埴輪がある。あの世へと亡き首長を送る乗り物とする考えもあり、一つの古墳から多く出土することはまれである。

古墳時代中期の初めには作られるようになり、後期へと続くが、中期のものが圧倒的に多い。

全国で71例が確認されており、兵庫県内からは4例(中期3例、後期1例)のみが知られている(令和元年(2019)時点)。

先端部分の形状によって大きく二つに分類でき、上下二股に分れたような形態のもの(二股型、または閉塞型)と、分れていないもの(一体型、開放型)がある。

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