18.手焙形土器(てあぶりがたどき)

鉢形の⼟器の上をドーム状に覆ったような形をした⼟器で、⽕を⼊れて⼿を焙るような形をしているため、こう呼ばれている。弥⽣時代の後期から古墳時代の初めにかけて⾒られ、中国地⽅から関東地⽅に分布するが、特に近畿地⽅に多い。⼿焙とはいっても、⽕を使⽤したような煤の痕跡は確認されておらず、用途、使用方法については明らかとなっていない。  

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